青汁の歴史

青汁の歴史

青汁が健康に良いとされているのは昔からですよね。そもそも、青汁とはいつ頃から飲まれるようになったのでしょうか。青汁を飲もうと思ったからには、青汁の歴史についても知っておきませんか?いつ頃から、どのように続く健康習慣なのか…早速チェックしていきましょう!

日本中に広めたのは、あのCM!

今では日本全国で知らない人はいないほどの健康食品になった青汁。ですが、もともとは九州地方で主に飲用されていました。健康のために飲まれるようになるまでは、バラエティー番組などで“マズさ”が注目されての“罰ゲーム”として利用されることがある程度だったのです。健康への意識が高まった1990年代の後半、某企業が「まず~い、もう一杯」のフレーズで放映した青汁のCMで認知度が一気に加速し、健康のためにと飲む人が徐々に増えていったのです。日本中に青汁という健康食品が広まったのは、案外つい最近のことだったのです。

昔は“マズくて当たり前”だった

昔は、ゴーヤやケールを栄養価の面で多用していたために、苦みや渋み、エグみが強いものが多く、マズいのが当たり前でした。マズくても健康のために飲む…という、健康ブームに押されての青汁ブームだったといえます。

2000年以降になると、青汁の製造法や使用される野菜に変化がみられるようになります。今までは、ゴーヤやケールが主原料でしたが、苦みの少ないブロッコリーや渋みの少ない大麦若葉といった野菜が用いられるようになってから、一気に味わいがまろやかになっていきました。また、たくさんのフルーツを使用した、野菜ジュースのような青汁も販売されるようになりました。

近年は青汁の多様化がみられます

健康のために…と飲用されてきた青汁が、近年では目的がダイエットという商品まで開発、販売されるようになりました。青汁本来の苦みや渋みを持った製品も継続して販売されちる一方で、より飲みやすく美味しい青汁が開発されているのです。粉末タイプが主流でしたが、飲みやすさを追求した結果錠剤タイプの青汁まで販売されるようになっています。青汁はもはや、サプリ感覚での摂取が可能なのです。それ以外にも、デザートのように食べられるゼリータイプのものも販売されています。従来の青汁の持っていた栄養に加え、コラーゲンといった美容成分も配合されてより充実した内容になっているのです。

味、目的、形態とそれぞれに多様化していく青汁。これから、どういった変化や進化を遂げていくのでしょうか。