健康にいいとされている青汁には、様々な植物や果物が使用されていますね。大麦若葉、ケールにゴーヤ…聞いたことのある野菜や食物がある反面、耳慣れない植物が含まれていることもあります。皆さんは「蓼藍(たであい)」という植物をご存知だったでしょうか。栄養価に優れ、蓼藍を配合しているのが特徴だという青汁も販売されています。蓼藍について、一体どういったものなのかをチェックしておきましょう!
染料以外にも古来より用いられてきた!
蓼藍は、日本の徳島県をメインとして栽培されています。藍は染料としてはポピュラーですよね。綺麗な深い青色が魅力的な、昔からある色です。しかし実は、蓼藍は食用に用いられることも多々あり、それは漢方薬として用いられていたのです。昔の人は、蓼藍には豊富な栄養があること、そして人体に良い働きをもたらしてくれることを知っていたということですね。
抗酸化作用が期待でき、老化防止に最適
蓼藍の特徴として、ポリフェノールが豊富に含まれているということが挙げられます。ポリフェノールとは抗酸化作用を持つ成分の一種。人が老化してしまうことは、細胞の酸化が原因とされているのですが、その酸化を食い止めることが出来る存在がポリフェノールなのです。アンチエイジングという言葉を聞いたことはあるでしょうか。その年齢に応じた体つき、免疫力になるのはいいのですが、年齢にそぐわない老化は避けたいものです。肌も内臓もすべて、実年齢よりも若く過ごせたら快調ですよね。そういった毎日を実現させるためにアンチエイジング(若返り)に必要なものを摂取することは望ましいといえます。
他の主要な野菜よりも抗酸化作用に優れている!
青汁に含まれている野菜で代表的なケールや大麦若葉といった緑の野菜に比べ、蓼藍はダントツでポリフェノールを含んでいます。しかし、ポリフェノールは苦みをもたらすといわれており、口にたっぷり含むと苦みと渋みでいっぱいになってしまいます。植物由来のポリフェノールは有効なのですが、このエグみが食用に活用できない高い壁となっていたのです。しかし、青汁に含むことによってその苦みや渋みは「風味」として活かされることとなりました。不自然なことはなく、青汁そのものの味と風味として広く愛され受け入れられるようになったのです。
いかがでしょうか。耳慣れない蓼藍ですが、実はとても優れたパワーを持っている野菜なのです。