風に当たっただけで激痛が走るとも言われていることから、その名がついた痛風。足の指に妙な痛みがあることで、発症に気付く方が多いそうですが、そのまま症状が悪化していくと、とんでもない関節痛を起こし、皮膚が赤くなったり発熱などのトラブルも表れたりする、とても恐ろしい病気です。痛風発作で悶絶した経験者のなかには、「骨を針でグリグリやられているような痛み」「体の内側からヤスリをかけられているような痛み」「拷問レベルの痛み」など、想像を絶するコメントを残している方もいるほど。そんな私生活に支障をきたすような経験、できればしたくないですよね。それでは痛風はどのように予防することができるのでしょうか?
今回は青汁が痛風対策として、どのように機能するのかご紹介していきますね。
尿をアルカリ性にする
血液中の尿酸値が一定数を超えることで、痛風を招くリスクが跳ね上がると言われています。増えてしまった尿酸が結晶化し、関節に沈着することで炎症が進み、結果として激痛が走る仕組みです。では尿酸値を抑えるにはどうしたら良いのでしょう。方法のひとつとして、尿酸がアルカリ性に溶ける性質を利用し、尿酸値を下げるものが上げられます。このことから、尿酸をアルカリ性に傾ける働きのある、ホウレン草やキャベツなどの野菜を手軽に摂れる青汁は、痛風対策として頼れる存在となります。
蓄積された尿酸を運んでくれる
また、青汁に含まれるビタミンCは、関節に溜まった尿酸を肝臓に運んでくれる役割もあります。これも痛風の改善に繋がる大事なポイントです。ただし、尿酸値が高い方がビタミンCをたくさん摂ると、前述の特性によって急激に肝臓に尿酸が集まってしまうため、肝臓に大きな負荷がかかります。最悪腎機能障害に見舞われるリスクもあるため、安定した効果を引き出すためにも、適切な量を飲むようにしましょう。
プリン体の含有量が控えめ
プリン体の摂取制限量は、1日あたり400㎎とされています。一定の量までは体内に取り込んでも排泄してくれますが、偏った食事などでプリン体を摂りすぎると、排泄が間に合わなくなり尿酸が増えていく一方です。
そして青汁の原料となる野菜にも、一部プリン体を多く含むものもあります。主成分である緑黄色野菜のケールは、特に多量のプリン体を持っているのです。
それなら青汁を飲むと、体内にプリン体が増えてしまうのでは?と心配する方もいると思いますが、青汁一杯として摂取する量は、1~2㎎とごくわずかな計算になるので安心してください。ビール100gに含まれる量が5㎎前後なので、それに比べれば尚更許容範囲であることが分かりますね。健康のための青汁だからといって1日に何杯も大量に飲んだりするなど、極端な飲み方をしなければ、問題の無い範囲というわけです。